うつ病で休職中30代既婚男性の生存戦略ブログです

『転職の思考法』を読むと学べる6つのこと 1.「マーケットバリューとその高め方」

2020年12月9日

Photo by Jason Leung on Unsplash

"転職に必要なのは
「情報」でも
「スキル」でもなく、
確かな「判断軸」である。"

『このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む転職の思考法 カバー折返し部分より』

こんにちは、北関東めかぶ城下町@mekablognetです。

休職中の身である僕ですが、時間がたっぷりあるので「このまま今の会社にいていいのか?」と当然のように考えてしまいます。

そんな時に出会ったのが、『このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む転職の思考法』という本です。


『転職の思考法』を読むと学べること

『転職の思考法』を読んで、僕が学んだことは以下の通り。

  1. 「マーケットバリューとその高め方」
  2. 「仕事のライフサイクルと、これから伸びるマーケットを見つける方法」
  3. 「転職先となる会社の見極め方・いいベンチャーを見極めるポイント」
  4. 「新卒で入るべき会社と、中途で入るべき会社の違い」
  5. 「転職エージェントのビジネスモデルと、いいエージェントの五箇条」
  6. 「仕事における「楽しみ」と、好きなことを見つける方法」

今回は、1.「マーケットバリューとその高め方」を深堀りして解説していきます。


マーケットバリューとその高め方

マーケットバリューとは?

マーケットバリューとは、直訳すれば「市場価値」のことです。
ちなみに「market value」と英語でDeepL翻訳に突っ込んでみたら「時価」とも翻訳されました。
『転職の思考法』によると、マーケットバリューは以下の式で表すことができます。

マーケットバリュー=技術資産×人的資産×業界の生産性

図で表すとこんな感じです。

それでは、技術資産、人的資産、業界の生産性を一つずつ深堀りしていきましょう。


技術資産

技術資産とは、他の会社でも通用する技術的蓄積のことです。
職種に紐づく「専門性」と、職種に紐付かない「経験」の2つに分けることができます。

僕の場合でいうと、
専門性…大規模システムの運用・保守・管理、「基本情報技術者」・「応用情報技術者」試験合格、初心者に毛が生えたレベルのプログラミングスキル
経験…新人教育、学生時代のバイトで個別講習塾講師、ビジネス文書作成、手順書の作成・修正
といったところです。

人的資産

人的資産とは、一言で言えば「人脈」のことです。
あなただから動いてくれる人がどれだけ居るか、ということです。

僕の場合でいうと、
妻、両親、祖父などの親戚、ごく僅かな親しい友人、あたりでしょうか。
僕は自分が認識している範囲内の人的資産に乏しい事が明らかになりましたね。

業界の生産性

業界の生産性は、一人あたりの粗利のことです。
これが、給料の原資となります。
当然ながら、一人あたりの粗利が高ければ業界の生産性は高く、一人あたりの粗利が低ければ業界の生産性も低くなります。

僕の場合でいうと、一人あたりの粗利は高いですが、人手が足りているとは言い難い状況なので、一人あたりが貰いすぎている可能性があります。


マーケットバリューの高め方

マーケットバリュー=技術資産×人的資産×業界の生産性
ということが分かっているので、マーケットバリューを高めるには以下の4つの戦略が挙げられます。

  1. 専門性を高める
  2. 経験を積む
  3. 人脈を増やす
  4. 生産性が高い業界に身を置く

それでは、具体的にはどうしたらいいのか?ということを深堀りしていきます。
結果から先にいうと、「20代は専門性、30代は経験、40代は人脈を取る」、「マーケットバリューは業界の生産性に最も大きな影響を受ける」と、『転職の思考法』に書いてあります。

20代は専門性、30代は経験、40代は人脈を取る

「20代は専門性、30代は経験、40代は人脈を取れ」と『転職の思考法』に書いてあります。

これは何故かというと、専門性・経験・人脈は以下の特徴があるからです。

  • マーケットバリューは相対的に決まる(専門性は「レア度」が重要)
  • 「経験」は「専門性」に付いてくる
  • 「専門性」は年を取るほど差別化しづらくなる
  • 「経験」は汎用化されにくい
  • 普通の人ほど、ポジショニングで勝負できる「経験」が重要
  • 「人脈」は年を取るほど重要度が増していく(優秀な人ほど「貸し借り」で動く傾向がある)

マーケットバリューは業界の生産性に最も大きな影響を受ける

「マーケットバリューは業界の生産性に最も大きな影響を受ける」と『転職の思考法』に書いてあります。

これは何故かというと、以下のような事実から考えつく事ができます。

  • 日本の一人あたりのGDPは400万円~500万円だが、産業別のGDPは最大20倍近い差がある
  • 仮に一番低い業界の一人あたりの粗利を1000万円とすると、一番高い業界は2億円

技術資産も人的資産も乏しいなら、「生産性が高い業界」か、「エスカレーターが上を向いている(今後伸びる)業界」を選ぶべきで、衰退産業では働いてはいけない、ということになります。


今回のまとめと参考書籍

  • マーケットバリュー=技術資産×人的資産×業界の生産性
  • 20代は専門性、30代は経験、40代は人脈を取る
  • マーケットバリューは業界の生産性に最も大きな影響を受ける
  • 「生産性が高い業界」か、「エスカレーターが上を向いている(今後伸びる)業界」を選ぶべき

今回は『このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む転職の思考法』を参考にして記事を書かせていただきました。

一応リンクを貼っておきます。

次回は、2.「仕事のライフサイクルと、これから伸びるマーケットを見つける方法」について書きたいと思います。


今日のククル

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