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繊細な人がHSP気質と向き合い、生き辛さを改善していく4ステップを紹介

2020年12月4日

Photo by Ulises Baga on Unsplash

こんにちは、北関東めかぶ城下町@mekablognetです。

今回は、HSP気質を持った人が、気質と向き合い、生き辛さを改善していく4つのステップをご紹介したいと思います。

ちなみに、HSPとは何ぞや?という方は下記の記事を参考にしていただけたらと思います。

それでは早速、4つのステップを一つずつ解説していきます。


HSP気質と向き合う4ステップ

HSP気質と向き合う4ステップを以下に示します。

  1. 自分を知る
  2. リフレーミングで自分を好きになる
  3. 自分を癒やしてあげる
  4. 周りとのバランス力を身につける

この4ステップを順に解説していきます。
ちなみに、必ずしも順番に行わなくてもいいみたいです。


ステップ1:自分を知る

人の個性は、「気質+性格=その人」という形で作り上げられています。
そのため、同じHSP気質でも性格が違ったりするのは、当たり前のことなのです。

普通の人は気に留めないけど、HSPにはどうしても気になって仕方がない、聞いただけで心がざわつく言葉があります。
例としては、以下のような言葉です。

  • 考えすぎ
  • 気にしすぎ
  • 神経質
  • 面倒くさい
  • 無理しすぎ
  • いつまでもくよくよしすぎ
  • まだ落ち込んでいるの?

何故この様な言葉にネガティブに反応してしまうのか?
それは、HSPの深く処理するという特徴のせいです。

加えて、HSPは自分を責めて自己肯定感を下げてしまいがちなので、上記の言葉を自分を責める言葉として捉えてしまいます。

しかし、それはHSPが決してダメなわけでなく、気質のせいで「思い癖」を起こしているだけなのです。

この「思い癖」は一朝一夕で変わるものではないので、「思い癖」がある事を留意し、自分を知って少しずつ前向きに捉えられるよう、訓練していくことが肝要です。

また、HSPという気質にこだわりすぎるあまりに、あなたらしさを欠いてしまうようであれば、「この気質にこだわりすぎないこと」も、自分を知って好きになる手助けになるでしょう。


ステップ2:リフレーミングで自分を好きになる

リフレーミングとは?

リフレーミング(reframing)とは、日本語では「捉え直し」のことです。
物の見方や感じ方をプラスの方向に変えて捉え直していく技法です。

リフレーミングには、「状況のリフレーミング」と、「意味(内容)のリフレーミング」の2つがあります。
順に解説していきましょう。

状況のリフレーミング

状況のリフレーミングとは、気質自体を変えるのではなく、気質を活かせる状況に自分を置くことです。

具体的には、些細な間違いにも強く反応してしまう気質があるのであれば、それが必要とされる場面を探し、その環境に自分を置いてみることです。

個人的には、プログラミングなんか向いてると思いますね。

意味(内容)のリフレーミング

意味(内容の)リフレーミングとは、今起こっていることは、他にどんなプラス要素があるだろう?とポジティブ解釈で全ての物事を良い方向に捉えてみることです。
「善意に解釈する」、とも言いかえることができそうですね。

例えば、

  • 仕事で大きなミスをしてしまった
    • ミスのおかげで成長する機会に恵まれた
  • 好きな人に振られた
    • きっともっと良い人が現れるから、今回はダメだった
  • 遅刻してしまった
    • おかげで自分の生活リズムを見直す機会になった

こんな感じです。

そんな無茶な、と思われるかもしれませんが、要は慣れです。
痩せたい人がダイエット情報を調べただけでは痩せないのと一緒です。
練習、訓練だと思って取り組んでみましょう。

リフレーミングワード集

考えすぎ→慎重
口下手→聞き上手
こだわりがない→状況に合わせて対応ができる、周りに合わせる適応能力が高い
消極的→控えめ
心配しすぎ→慎重
真面目すぎる→誠実
おとなしい→穏やか
落ち込みやすい→真面目に考える
人付き合いが下手→思慮深い
人に合わせがち、周りの目ばかり気にしてしまう→協調性がある
意見が言えない→争いが苦手、平和主義
気が弱い→周りを大切にできる
断れない→相手を尊重できる
優柔不断→ゆっくり物事を考える

ステップ3:自分を癒やしてあげる

HSPの気質のせいで、自分を休ませることが苦手と感じてしまいます。
そんな気質を持っていることを理解しているからこそ、積極的に自分を癒やしてあげることが必要になってきます。

自分を癒やしてあげることは自己肯定感をあげるためにも大切なことです。
以下の方法を取り入れて、是非自分を癒やしてあげて下さい。

  • ダウンタイムを設ける
  • 自分を責めない
  • 自分の身体を大切にする

それでは、一つずつ順番に解説していきます。

ダウンタイムを設ける

ダウンタイムとは、自分の本質に戻る時間のことです。

と、言われても、具体的には何をしたらいいのか分からない人もいるかと思われます。

例えば、音楽鑑賞・映画鑑賞・読書・瞑想・ゆっくりとお風呂に入る、などなどです。
これらの共通点は「誰にも邪魔されず、誰にも気を遣わず、自分のペースで行えること」です。
これさえ守れれば、何をしてもいいのです。

ぜひダウンタイムを意識的に設けて、自分を癒やしてあげましょう。

自分を責めない

HSPの気質を持っている人は、自分を悪い方向に責めがちです。

しかし、HSPという気質を持っているからこその良さはたくさんあります。

ありのままの自分を受け止めて、自分を悪く責めるのは今日で終わりにしましょう。

※自責思考と他責思考という考え方もありますが、要はバランスです。

自分の身体を大切にする

HSPの気質を持っていると、自分の身体に多少無理をさせても頑張ってしまう事があります。

そして、もう十分頑張っているのに自分自身でも気付くことができないのも、HSPの気質として挙げられます。

しんどいと感じたり、頭痛や吐き気、めまいやだるさなどの、とにかく体に症状が出たら、自分の身体からのSOSです。

自分の身体を大切にすることをおろそかにせず、自分の身体を見つめ直す事を心がけましょう。

おすすめは、自然に触れることです。
緑の多いところで休憩を取ったり、水辺をゆっくりと散歩するなどすると、リラックス効果を得ることができます。


ステップ4:周りとのバランス力を身につける

HSPの気質を持っていると、「〇〇すべき」という「すべき思考になりがちです。
また、優先順位を見失いがちになるのも、この気質の特徴です。
そのせいで、周りとのバランスを崩して、思い悩んでしまいます。

なので、以下の考え方を取り入れて、周りとのバランス力を身につけましょう

  • 「すべき思考」仲良くなる
  • 自分の中の優先順位を決める
  • なんくるないさ精神

「すべき思考」仲良くなる

人は、「事実」と「解釈」が異なるとバランスを崩します。

「すべき思考」になったら、まずはその「事実」を認めるようにしましょう。

そして、「事実」と「解釈」を切り離して捉えるようにし、自分軸を保つよう心がけましょう。

自分の中の優先順位を決める

本当に自分が大切にしたいものは何か?ということを常に意識しましょう。
物事が正しいかどうかは、周りが決めるのではなく、自分が決めるのです。

人の価値観は変化を伴うものです。
人と比べず、自分の価値観を見つめ直してみましょう。

また、優先順位を決めることが苦手なのもHSPの気質としてあります。

なので、まずは日常の小さなことから優先順位を決める練習をしてみましょう。
やることリスト(別名:ToDoリスト)を作ってみるのもいいかもしれませんね。
練習を重ねるうちに、大きなことにも優先順位をつけられるようになるはずです。

コツとしては、自分がしたいと思う気持ちを大切にすることです。

自分のペースで、自分のできることから、すぐにできなくてもいいので、自分のしたいことを優先順位を高くしてあげると、自己肯定感を高める事に繋がるでしょう。

なんくるないさ精神

沖縄の方言で「なんくるないさ」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。

この言葉は、ディズニー映画の「ライオン・キング」で言うところの「ハクナ・マタタ(スワヒリ語で「どうにかなるさ。くよくよするな」の意)」と似ていますね。

似ているのですが本当はちょっと違うらしいです。

なんくるないさの本当の意味とは、「くじけずに正しい行いをして進んでいけば、いつか良い日が来る。なんとかなるよ」という意味らしいです。

HSPの気質を持つ人には、ぜひとも心に刻んでおいていただきたい、いい言葉だと思います。


参考書籍

今回も、『HSPの教科書』を参考にして記事を書かせていただきました。
より詳しく知りたい方は、リンクを貼っておくので是非参考にして見て下さい。


今日のククル

人の布団で堂々と
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